- 自宅サーバの電気料金について -
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「自宅サーバの電気料金って、だいたい幾らくらいなんでしょう?」
 ここでは、自宅サーバを語る上である種タブーと言える(笑)この話題についてと、私のサーバの電気料金(見込み)について調べた内容など、簡単に掲載しています。

このページは以下の内容を含みます。

はじめに ・・・ 測定に使った機材や、測定時のイメージ
シナリオ ・・・ 測定時の状態について
測定結果 ・・・ 自宅サーバの電気代は?
おまけ ・・・ 電気料金を計るその他の機器について


はじめに
 実はこの話題は、とかく
「自由度の高いサーバ公開ができる」
「普通にインターネットに接続できれば安価にサーバ公開可能」
などと言った点に注目されがちな自宅サーバにとって、どちらかといえば暗部に属することです。そんな訳で、これまであえて向き合うのを避けてきた話題です(大汗
 しかし、いつまでもこのままではいけないと思い、掲載することにしました。掲示板できっかけを与えてくれた、ラキ!さん、ラスカルさん、もくおさんに、この場を借りて感謝いたします(^^)/

 それでは、はじめてみましょう。
 今回、電気料金を調べるために用意したもの(PCや測定器など)は table1 のとおりです。

table1. 用意したもの
自宅サーバに使用中の
PC
POWER: ATX 300W
CPU: Pentium !!! 800Mhz
MEM: SDRAM 512MB
VIDEO: nVidia GeForce4MX 440
HDD: IBM-DTLE-307045
LAN: Macronix MX98715
OTHER: MTV1000
自宅サーバに繋げている
CRT
iiyama MF-8617E
自宅サーバで使用中の
TAP
5コンセントのOAタップ(メーカー不詳)
CLAMP METER 株式会社ムサシインテック 4120 MCD-2020
EXTENDED CODE クランプメーターで測定する為の自作延長コード


 CLAMP METERとEXTENDED CODEに関しては、ちょっと耳慣れないかもしれませんね。特にここで言うEXTENDED CODEについては一般的な意味とは異なります。それぞれ以下のとおりです。

■CLAMP METER(クランプメータ)
 テスターの一種で、装置についている輪の中に電線を通すと、その電線について電流、電圧、抵抗などを測定できる装置です。今回使用したのは、ムサシインテックの4120 MCD2020という製品で、近所のド○トにて5,400円で購入しました。あまり聞かない会社の製品で(←おそらく私が知らないだけなのでしょう(^^; )、測定レンジや許容誤差なども平均的な性能です。しかし、一台で交流電流、交流電圧、直流電圧、抵抗を測定可能で、テスターリードを使用して普通のテスターとしての使用も可能という、割と気の利いた製品でした。
CLEMP METER の写真は[こちら]

■EXTENDED CODE(延長コード(自作))
 クランプメータでは、電線一本(+、−どちらか)を対象に測定を行う必要があります。PC用に限りませんが、家庭で使用するコード類は大抵電線が二本一組(+、−一組)になっていますから、そのままでは測定できません。そこで電線同士の距離を離した延長コードを自作しました。自作といっても大げさなものでは無く、市販の短いコードを二本に分け、ソケットと接続して作りました。
 ちなみに電線二本の状態で測定を行った場合、お互いの電線の発する磁界が打ち消しあってしまい、測定結果はほぼ0となります。明らかに0と離れた値になる場合には、漏電の疑いがあるそうです(怖いですね〜)。
EXTENED CODE の写真は[こちら]


 測定時の接続イメージは fig.1 のような感じになります。


fig.1. 測定時のイメージ


 なお、電気料金の算出は以下の式のとおりに行いました。
 #なんだか小学校の理科みたいになっていますね(^^;

Ans. = (V×A×T) / 1000×P ・・・ 式(1)

V:電圧{V]、100[V]とします。
A:電流[A]、クランプメータでの測定値です。
T:使用時間[H]、常時稼動なら720[H]又は744[H](2月のぞく)。今回は720[H]で計算しました。
P:電気料金単価[\]、今回は22円で計算しました。
Ans.:月の電気料金[\]、求めたい値です

 本来は、電力会社などが採用している「n1〜n2 kWhまでは幾ら、n2〜n3 KWhまでなら幾ら・・・」という総使用量に対する単価の変化も考慮すべきなのでしょう。しかし、電気の総使用量はPCの稼動だけに依存する訳ではありませんし、私が測定した値がどこまで精度良いモノなのかも疑問です(家庭用コンセントの電圧からして、本当に100[V]一定という訳ではないですし・・・)。
 今回は「だいたい幾らくらいなのか」を確かめられれば良いと割り切り、上記の式で算出しました。


▼シナリオへ

シナリオ

 自宅サーバの稼動状態を想定して、A〜Gまでのシナリオを勝手に設定してみました。なお、HDDについては、常にon(回転状態)としています。HDDがスタンバイ状態の場合のデータは時間が開いたときに別途採りたいと思います。

■状態A:PC(on)、CRT(on)
 サーバとして動作させているマシンで、CRTをつけている状態です。マシンを使ってなにか低負荷な作業を行っていると思ってください。当然CRTはonです。

■状態B:PC(on)、CRT(off)
 PCのみ稼動中な状態です。管理者が外出中でCRTの主電源は落ちているなど、自宅サーバにとって、割と多い状態かと思います。

■状態C:PC(on)、CRT(Standby)
 PCのみ稼動中、CRTはスタンバイ状態です。CRTの主電源は落とさないが、時間でスタンバイに入った場合など、これも自宅サーバにとって多い状態だと思います。

■状態D:PC(on(高負荷1))、CRT(on) & 状態F:PC(on(高負荷1))、CRT(Standby)
 LAN上の別のPCから、サーバ上の小さなファイルを大量に読み出している状態です。ファイルには、全て名前の異なる4kByteのテキストファイル8000個を使用しています。
 十分に速い回線に接続されたWebサーバなどに、単位時間当たり非常に多数のアクセスがあった場合を想定しています。

■状態E:PC(on(高負荷2))、CRT(on) & 状態G:PC(on(高負荷2))、CRT(Standby)
 LAN上の別のPCから、サーバ上の大容量ファイル1つを読み出している状態です。ファイルには900MByteのmpegファイルを使用しています。
 十分に速い回線に接続されたサーバを、大きなファイルの転送に使っている状態を想定しています。

■状態H:PC(Standby)、CRT(Standby) & 状態I:PC(off)、CRT(off)
 自宅サーバを常時稼動する場合には、あまり有り得ない状態です。特に状態Iは待機電力のみとなります。おまけのようなものですね。
 PCのスタンバイ状態はS3(STR)としています。


▼測定結果へ

測定結果

 測定した値と式(1)から導き出される電気料金は Table2 のようになりました。

Table2. 測定値と電気料金
状態 測定値[A] 電気料金[\]/月 備考
- PC CRT
A. on on 1.63 2,581 -
B. on off 0.75 1,188 CRTのみoff
C. on Standby 0.79 1,251 CRTのみスタンバイ状態
D. on(高負荷1) on 1.68 2,661 小さく大量のファイルを読み出し中
E. on(高負荷2) on 1.70 2,692 巨大な1ファイルを読み出し中
F. on(高負荷1) Standby 0.87 1,378 小さく大量のファイルを読み出し中
G. on(高負荷2) Standby 0.89 1,409 巨大な1ファイルを読み出し中
H. Standby Standby 0.13 205 PC、CRT共にスタンバイ状態(*)
I. off off 0.08 126 -(*)
*)常時稼動させる自宅サーバの場合、あまり有り得ない状態

 最大の電気料金になるのは状態E(巨大ファイル読み出し中)の\2,692、反対に最も電気料金が安いのは状態B(CRTのみoff)の\1,188という結果になりました。なお、高負荷1(小さいファイルを沢山読み出している)よりも、高負荷2(大きなファイルを1つ読み出している)のほうが電気料金がかかるということも読み取れます。いつも使用するPCを使ってマルチメディアデータの配信をするのが、一番電気料金がかかるということでしょうか。

 いずれにせよ私は、今回の結果にはちょっと安心させられました。  測定前には、
「MAX 300Wの電源を積んだマシンを使用しているから、PCだけで最大\5,000近くかかる可能性もある?」
などと心配していましたので(^o^)ホッ

 私の場合、Webサーバやメールサーバを主に公開していて、かつそれほど大きなファイルを公開しないので、状態A、B、C、D、Fの平均をとってみると \1,811。加えて使用するときだけTAPに差し込んでいるその他の周辺機器や、ルータの分を入れていくと、月の電気料金としては \2,000強 ほどになりそうです。

 我が家の電気料金の明細を見てみると、自宅サーバ+その周辺機器を設置する以前の同じ月と比較し、概ね+\2,000前後となり、なんとなくつじつまが合っているようです。現実的な電気料金の目安としては、それぞれの使い方にあった状態の測定値から導かれる電気料金を足していき、その平均値よりちょっと多いくらいに考えると良いのかも知れませんね(←いい加減ですな。最良なものをご存知の方、ご教授くださいm(_ _)m)。

 また、今回測定してみて、思っていたよりCRTの電気料金がかかっていることも判りました。今回の測定値によれば、PCとCRTをワンセットで考えた場合、実に54%ほどはCRTの電気料金となっています。CRTを消している間は電気料金が半分以下になる訳で、これからCRTについては「スタンバイまでの時間を短くしてみる」「席を立つときにはまめに電源を落とす」など、より気をつけるべきだなぁ、という気になりました。
 CRTがこんなに電気食いだとなると、電力消費量の小さいという液晶ディスプレイとの比較などしてみたくなりますね。そして液晶の方が大幅に低消費電力だったら凄く欲しくなってしまうのでしょう(^^;



おまけ
 上記の方法の他に、電気料金を計測する手軽な機器がいくつかありますので、ご紹介します。

■エコワット(東光精機株式会社)
 コンセントに差し込んで、電気料金、電力量、通電時間を3秒ごとに積算表示してくれます。ただし、電気料金の単価は23円固定です。非常に手軽で簡単でお勧めです。私も欲しかったのですが、品薄で店頭にありませんでした(通販とかではあったかも・・・)。

 エコワット倶楽部
  http://www.toko-s.co.jp/eco/ecowat.html


■エコタップワット(サンワサプライ株式会社)
 電力を計測するメータを内臓したOAタップ。アナログメータでW(ワット)表示してくれますが、メータが小さいうえにレンジが1500W(しかも多分下限アリ)となっています。そのため、値は非常に読み取りにくいです。実はクランプメータの前にコレを購入したのですが、私の環境ではPCのみをonにした状態ではメータが全く振れませんでした(^^;

 エコタップワット製品紹介
  http://www.sanwasupply.co.jp/product/syohin.asp?code=TAP-255WSV%20&cate=1




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